REPAINT
【ALIEN/SEGA-prize】
昔のＨＰに「ＭＡＫＩＮＧ」ってコンテンツがありました。そこで塗装の事とか加工の事とか紹介してたんですが、見返すと意味ねーなーと思ったんで削除したんですよ。でも参考にしてたのに～って嬉しい事を言ってくれる人が居たので際アップ。特に要望の多かったセガプライズのエイリアン・リペイントをどんゾ。
①下地

原型はスーツ準拠で作ってるので、塗装もそんな感じにしたいぢゃん？なのでマズは下地にラテックスっぽい色を塗っちゃいます。まぁこの辺は適当にソレっぽい色ならエエですよ。但し後の工程の事を考えてつや消しにしといてください。
②墨入れ

「エナメル塗料の黒」をエナメルシンナーでシャバシャバにして、「キャノピー内部以外」を刷毛で塗りたくります。ムラになっても全然ＯＫ・・・ツカ、わざとムラになるように塗る。間違っても綺麗に塗ってはイケマセン。
③拭き取り

②で塗った黒の乾燥後、エナメルシンナーを使って拭き取ります。そうしたら溝の部分に黒が残るでしょ？ムラ塗りしてるから色が残った部分にも調子がついてて良い感じ。しかも最初の下地が「つや消し」なので拭き取った部分にもエナメルが染み込んでマス。ソレがエエんですわ。
④描く

次にエナメル塗料でキャノピー内部の模様を描きます。コレは資料とにらめっこしてください。肩パッドや後背ノズルの縞模様は先の開いた刷毛（コレってつまり死んでる刷毛って事）などでバサバサやれば出来ます。ハンドピースで書いても良いけどかなり面倒くさいヨ。
⑤吹き付け

ラッカーの「染料系クリアー塗料（クリアーレッド・ブルー・イエローね）」を調色してセピアっぽい色を作ります（オイルステインみたいな色）。ソレを全体に吹き付ける。次に同じく染料系クリアー塗料で青寄りの黒を調色してシャドウ部分に吹き付けます。下地の色をところどころ残すような気持ちで塗ってくワケですが、ココは根性でなんとかしてください（笑）。
⑥完成

最後にドライブラシでエッジを立たせて完成です。エナメル塗料の「フラットアース」あたりが使い易いかも。以上の作業で見違えるようになりますが、腕におぼえの有る人は更にサビ色や液ダレなんかを書きこめばもっと雰囲気が出てきますね。コレはビッグチャップを塗る場合、どんなキットにも流用できマス。但しこのやり方、クリアー塗料のみで色をつけるって事なのでいずれ経年で褪色や変色していきます。クリアー塗装は簡単でコントロールしやすいので今回のような「簡単塗装」にはオススメって事で納得してね。因みに褪色・変色を抑えようと思ったらこの塗り方ではダメです。ちゃんと顔料系塗料の調色で色を作り、クリアー塗料はアクセント付け程度にしないとイケマセン。コレはエイリアンに限った事では無いですが。

あーキャノピーの取りつけは「工作」になるので、そこは自分で考えてくださいね。一言いうと瞬間接着剤はダメです。キャノピー内部に白いのが出てきますよ。固定するのならエポ接で！

<YATA-LOG