Devie(デヴィ)
Paint
DEVIE the Devil ←配色でイメージを変えた作例はコチラ。
DEVIE the muffet ←2014WF冬の販売用に改造&彩色でイメージを変えた作例はコチラ。
Master-Model
一年と半年ぶりの新作。最近の自分の作り方はモールドは二の次、それよりも素体部分に多く時間を割きます。 ソコが決まったと思ったらそれ以外の部分は適当に流すって風になりました。いずれソコも気合の入ったモノをやりたいと思ったり・・・大して思わなかったり(どやっちゅうネン^^;。)
って事でコスチュームなんかはモロ「ぱくり」です。洋モノファンなら元ネタは瞬時に判るよね? ホンマはソレが作りたいんス! でもしかし版権の事を考えると大手を振って売れないって事で二の足踏んでます(泣)。
さて「デヴィ」。なぜこのテイストで行こうと思ったのかはインストを読んで頂くとして、ココでは違う事を書きますヨ。

稜線を立たせるボディラインはアニメーションの作画用マケットなんかを意識してるんだけど、どうにも割りきれてない感も有り、その辺が力不足というか練りが足りないと思うところ。この立体ブツのキモは「造型」というより「デザイン処理」なんだけど、自身の幅の狭さが露呈した感も否めない。

横顔が正面でおかっぱ頭ってのは最初の決定事項、イメージ的には「小梅ちゃん」なんです。ただそのまんまのテイストよりバタ臭い方が好きなのでそんな風にアレンジした。「その辺が狙いなんだったら、昭和初期のモード・ファッション<モガ>あたりを参考にすれば良いんじゃない?」、とアドバイスしてくれたのは怪物屋の店長。ウ〜ム、このオヤジ相当センス良いな。
そのほか「思っている以上に首を長く」とか「肩甲骨から肩にかけてのライン処理が命」とか「デッサンや整合性を考えない誇張表現」などなど。あとモールドを入れるだけ状態だった原型をその場で切った貼ったしました。

なんつーか、やっぱ凄いわこの人。「自分では越えられない壁はご助力頂く」で完成したのが今回のデヴィです。おかげでもっとイケルなって手応えを感じつつコレはコレでなんとか完成した。で、やって良かったと思えるのは「やらなきゃ始まらないし、始めないと次も無い」から。
最後にこのテイストのものの利点は塗装が楽しめるってところだと思ってます。素材表現とか塗り込みの話では無くカラーバリエーションの事ね。時間が無いので展示できるのはせいぜいノーマルカラーだろうけど、いずれ複数色で展示したいなぁ。
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